2011.03.04 Friday

ミッフィーの実力

こんにちは。何気ない子供の行動が楽しく考えさせられたひな祭りのスオプです。
娘の雛祭りにそえようと、ミッフィーの人形型チョコレートを娘が喜ぶ姿を想像して持ち帰ったのはよかったのですが笑。



泣きながら強く拒まれました。ほら、ミッフィーだよ〜。といいながら手渡すのですが、何か違和感を覚えたのか、笑顔ではありません。ほら〜チョコだよ〜食べられるよ〜と甘い誘惑で誘うのですが、なお更いらないと、不機嫌です笑
食べてる演技をすると泣いてしまい遠のいてしました。画面や人形でミッフィーを知る娘には、食べ物でなくお友達だったのでしょうか。それを食べようとした大人は、もしかしたら怖い存在に見えたのかもしれませんね。
もちろん、娘のいないところでしっかり耳を頂きましたけど笑。

ミッフィーといえば世界中で知られる最強のうさぎです。ディック・ブルーナが生み出した様々な要素が詰まったデザインでもあります。

昨年生誕55年を向かえたこともあり美術展なども開催されていました。シンプルな構成ですが、そこには計算と繰り返しの実験から生み出された末の素晴らしいピクトグラムです。今日ではインフォグラフィックスと進化しているようですね。

ブルーナカラーと呼ばれる限られたカラーで構成され、実は手を震わせながら描かれる繊細で力強い輪郭線が特徴的です。

シンプルなだけにそぎ落とされたカタチは、微妙な変化で表現されて、時にはワンシーンで100枚ものスケッチが描かれるそうです。



シンプルさや愛らしい表情にはブルーナの色々なモノが詰め込まれているようですね。

「うさこちゃんとてんと」という絵本のシーンで、黄色いテントが登場します。緑の色面に三角の黄色いテント。場面が変わると黄色い色面にミッフィーと小物。
テントの中という場面を外側からみた三角の黄色いテントという色とカタチで認識させて、場面が変われば黄色いカタチを変えたテントが中の風景を意識させているというシンプルで強い構成になっています。

そぎ落とされた情報をいかに伝えるか。納得してしまいます。

他にも色々あるのですが、また機会があれば。

なんせ、娘を知らぬ間に虜にしていたミッフィー。知識など屁のナンチャラで、頭でっかちに見てしまうより、あのシンプルな無言で迫るウサギには大人の浅知恵など敵わないと、実感した時間でした。


ミッフィーの実力おそるべし!!!!







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